関節が固まっていたとしても、なんとかできる
関節が固まって、痛い…
痛みを和らげるには、何をするだろう?
痛みの原因から根本的に抑えていくなら、
痛みを出している神経が静まることがポイントです。
なぜ痛みを出すのか?
それは、
筋肉が収縮したまま固まって神経を圧迫していたり、
筋肉と骨の間に挟んで圧迫していたり、
水分不足や血流不足で老廃物などが溜まっていたりして、
神経の伝達を邪魔する何かがあるから、
といえます。
こうなっていると、
ビリビリとしびれるような感覚があったり、
だるさを感じたり、
皮膚感覚が弱くなったりします。
ならば、
なるべく水分をとって、
筋肉をゆるめてやれば、
痛みはなくなるはず、と考えるわけです。
先日も、
骨折後、長く固定していた足首が、
痛くてたまらない、といって見えたお客様がありました。
傷跡もあります。
関節は「拘縮」という状態。
整形の先生は触りたがらないです。
「こんなもんでしょう」
「これ以上は動かないよ、きっと」
と諦めモード。
でもねえ。
足首が固まっていて動かないというのは、
歩きにくいですよね。
つまづきやすくなったり、
疲れやすくなったり、
何より、疲れやすく、痛みやすい。
というわけで、
私はマッサージするわけですが、
手順があります。
まずは、傷が柔らかくなること。
傷(瘢痕)は、周りの組織と癒着し、
腱や骨を動きにくくしてしまいます。
なので、まずは傷を伸ばすようにしてほぐします。
(このとき、痛い!とか、熱を持っている、場合は、触るのをやめます。
骨のアプローチもしないで安静にしましょう!)
さらに、傷以外の皮膚と腱も伸ばしてほぐします。
皮膚の厚みが2mmくらいふわっと動くようになるのが目安です。
その後で、
骨の動きに手を付けていきます。
骨の動きは、微妙に3次元的に動きます。
ただし、解剖的に動かない方向があるということは
覚えておかないといけません。
だいたい動かない方に動かせば痛いので
痛いほど動かさないようにすれば、OKです。
足首には小さな骨が集合していて、それぞれが体重を分散させながら体を支える役割を持っています。
どれかだけが動けばいいとか、そういうことはありません。
全体を捉えて、くるくると動かしていくと、
動くようになります。
難しい?
どうぞきちんと手順通りに行ってください。
焦って大きくガクガク動かすことも避けて、
足首と向き合ってくださいね。
ゆるんでいきますよ〜。
体は、正直です。
そして、とても科学的です。
なのに、とても感情的です。
治る。癒す。感謝する。
そんな思いが伝わって、
緩んでいくような気がします。
手に愛情を込めて。
山本でした。
お客様が登山できますように〜♡
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