筋肉痛に本当は飲み薬や塗り薬を使いたくないあなたへ
だるくて痛い筋肉痛…
薬を飲んで、薬やシップを貼って、治るのを期待したい気持ちもあるけれど…
やっぱり、それに頼るのもいやだな… というあなたへ。
どうして筋肉痛になるの?
運動した後に、筋肉痛になります。
なせ痛みが出るほど痛くなるのかというと、
1、筋肉の中の筋繊維が切れ、炎症を起こしているから痛くなります。
2、筋肉の中に老廃物がたまったまま排泄されず、筋肉が固くなるから痛くなります。
その理由によって対処も違う。
1の炎症を起こしている場合は、足なら歩けないほど痛い、肉離れ(筋損傷)の場合になります。
炎症を起こしていると、熱をもちますし、我慢できない痛みがありますので、これは冷たいシップを貼った方がいいと思われます。
炎症が引くまでは安静になさった方がいいでしょう。
炎症が引いたら、2と同じように動かしていきます。
2の老廃物がたまって固まっている場合は、水分をしっかりとって、温めてほぐしたり、痛くてもストレッチしたりすることで軽減できる可能性があります。
痛み止めを飲んだり、シップで解決できる問題ではないということがわかっていただけますか?
なんで筋肉が固くなって痛みが出ているのに動かさないといけないのか?
正直な話、筋肉痛で痛いよって言っている人に、いちいちストレッチの方法を教えたりするより、「おだいじに」ってシップと痛み止め出した方が医療者側は楽なんですよね。
しかも、薬の方がありがたがられます。
ほんとうにあなたの体を大事に思っている先生ほど、自宅で動かしなさいって言ってくれるんだけど、(愛情)だと思わずに(スパルタ)だと思ってしまう。まるで放置されたみたいに感じてしまう… 誤解なんですよぉ!
筋肉痛の原因には、老廃物がたまっているからって書きましたが、どうやって老廃物を出すかわかりますか?
血液の流れが、老廃物を流して、捨ててくれます。
(運動前に、血流がしっかりあれば、筋肉内での老廃物の生成自体が少なくなるので、筋肉痛にはなりにくくなります。)
血液の流れは、まさに筋肉が作り出しています。
筋肉が伸びたり縮んだりすることによって、ポンプ作用をするからです。
もし、そのポンプ作用をきちんと活用しないで、薬に頼ってしまうとどうなるのか?
痛みは一時的になくなるかもしれませんが、筋肉は動かしませんので、筋肉と血流が成長しないんです。
筋肉を動かさず、老廃物を出す能力が低いままだと…、
またすぐ筋肉痛になりますよ。
根本的に治すためには、動かすことが必要なんです。
どんなふうに動かすのがいいの?
筋肉は担当の動きがあります。
ふくらはぎなら、足首を動かすためにあります。
ふとももの前側は、すねを前に蹴りだすためにあります。
そんな感じで担当が決まっています。
痛む場所は、運動を担当した場所です。
なので、筋肉痛が起こった原因の動きを、もう一度やってください。
歩いたから痛くなったなら、歩くための筋肉が痛くなったので、歩いてください。
走ったり、登ったり、持ち上げたりして、痛くなったことがわかっているなら、同じような動作をしてください。
負荷はかけないように軽くやってくださいね。
でも、運動してから時間がたってから、症状が出ることって、あるじゃないですか。
もうね、年なんで…。
そんな時は、伸びをしてください。
仰向けでごろんして、頭の上の方と、足の下の方へ、ぐーん!と伸びます。
今度は、横向きに寝て、好きな方へ手を、気持ちのいい方へ足を、ぐーん!と伸ばします。
そうこうしているうちに、腰をこっちへやりたくなり、頭をそっちへころがしてみたくなり。
床の上でゴロゴロバタバタしているうちに、「あー!すっきりした!」ってなりますから。
ぜひお試しあれ。
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