体は思ったようには動かない。
国体やってるー。
そういえば、以前…武井壮さんのインタビュー動画を見たことがありました。
「親父がまだ売り出したばっかりのビデオカメラを買ってくれて、
プロ野球選手のマネをしているところを撮ってくれたんだ。
びっくりするくらい、全然似てなくて。
自分では似せているつもりだけど、
そのように体が動いていない。
目をつぶって、手を水平にのばしてってやっても、
水平のつもりが、少し下がっているんだよ。
衝撃だった。
体って、思ったようには動かないんだ」
そこから、武井壮の自分の体観察が始まって、
10種競技で王者にまでなったわけですが。
体って、思ったようには動かないです。
スポーツやダンスをしてたら、ものすごく重い課題ですよね。
年をとってくれば、それなりに動きにくい場所のひとつやふたつはでてきます。
ま、どちらの思ったとおりに動かない、も、
ほとんど自覚できない…ものですよね。
私も、肩が悪くて、可動域が狭くなっていますので、目一杯回しても後ろまで回らないんです。
で、勉強会に行ったときに他の先生から指摘されて気づいたんですよね。
自分の悪いところ。
「肩こりがひどいのね。肩も可動域が狭い。
肩下がタイトで、二の腕が浮いてるね。
肩甲下筋か、肩甲骨か、広背筋か、三頭筋か、でいったら肩甲下筋だねー」
って。
誰かに客観的に見てもらう、
外見を見るデバイスをうまく使う、
それでちゃんと観察する。
(どの筋が一番影響が強いかチェックできます)
状態把握がちゃんとできれば、どうすればいいか自動的に選択肢ができて、
優先順位がついて、
上からつぶしていけば、
思ったようになりやすくなる。
私も、肩甲下筋を緩めるように、まめにやってます。
ただ…肩甲下筋は…激痛なの。。。
最終的にどうなりたいかは、
それぞれですよね。
ここの関節をこう動かしたいのにつっぱるのをなんとかして、
美しいアラベスクに、
イナバウアーに、
瞬発力を高めるのに、
歩きやすく、
休みやすく。
私は…
肩がこる状態とか、
仰向けで寝たときに肩の力が抜けないとか、
そういうのをなくしたくて、
一人のたうちまわりながらwww
マッサージとかストレッチとかしてるわけです。
次回の勉強会までに、自然に肘が体にくっついてる状態になりたいなーと密かに思ってます。
さらにきっとよく寝られるようになってる、はず。
自分の体で、伸ばしにくいところがあったり、
押さえると痛いところがあったりすると、
それってすごく勉強になります。
あ、ここはこんなふうに痛いんだ…!
こう伸びるとこう痛いのか…!
それはやっぱり施術にも生かされるし、
よりお客さんたちの痛みをわかってあげられると思うんですよね。
まぁ、ただのドM説もありますけどwww
力が抜けるって、めちゃ気持ちいいんですよ。
バレエの教室で柔軟補助していても思います。
本人ができるように意識するだけでは、できるようにならない。
こわばっている場所のヒントがほしいし、
支えたりほぐしたりの手助けもほしい。
ひとりでもくもくとがんばるより、
どんどん他人の手を借りてやればいいんじゃないかなって、思います。
うん。
うちの教室はできる子ばっかりだぜ。
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