肩こりの原因とは?
肩こり、それはどういうものなのか、ちゃんとはっきりさせておきましょう!
肩こりとは
肩こりは、肩という文字がついていますが、実際は肩だけではなくて、首の後ろや背中の上の方も含んでいて、肩に限定されません。
医科的には病気ではなくて、症状が出ている状態をいう単語です。
肩こり自体には正確な定義はありません。
首から僧帽筋にかけてのこり感、重苦しさ、痛みといった症状をさして肩こりといいます。
肩こりの原因
肩こりの原因は、諸説あり、絶対これ!というものはありません。
大きく分けて、体型や生活によるものと、病気によって二次的に引き起こされるものと、二つに分かれます。
特に現代では、スマホ・パソコンを操作したり、車を運転したり…といった、手と頭を前に出した状態で長時間同じ姿勢をとっていると、起こりやすいですね。
頭や腕を支える僧帽筋やその周りの筋肉が、縮んだままで動けないと循環障害を起こすため、疲労物質が蓄積して肩こりになっていくと考えられます。
肩こりの場所を特定する
肩の筋肉は、たくさん種類があります。表面にある筋肉・深いところにある筋肉があります。首の後ろ、肩の上、肩甲骨のきわなど、どこを触っても、別の筋肉があります。
また、肩は、重い頭と腕を乗せて動かしているので、その場所だけではなくて、広い範囲に網を張るようにしてバランスをとっています。胸の筋肉、わきの下、そこから背中にわたって、という割と広い範囲が肩に関係しています。
さらに、手首から前腕も、首と肩をゆるめるには重要な場所です。筋膜の癒着があると、首肩はほぐれません。
この中から、肩こりの最も影響する場所を見つけましょう。
簡単です。触って動かない場所、これが、肩こりほぐしのポイントです。
意外かもしれませんが、わきの下、肩甲骨の下の端のあたりは、ほとんどの人が凝っています。
肩こりをほぐすときのポイント
ここは、ぜひ覚えて帰ってくださいね!
肩こりをほぐすときは、筋肉を押したり、もんだりしないことです。
意外ですか?
筋肉は、筋繊維の集合体です。その間に、老廃物をためてしまっています。縮こまっている状態で、それを押したりもんだりしても、老廃物は出てきません。
汚れたタオルと同じで、ギュッと丸まっている状態で絞っても、全然汚れは取れません。ほぐして払って、水ですすいで、それから絞るのです。
それと同じことを筋肉でもやります。まずは、縮こまった状態をほぐして、血が流れるようにしてやるのが先です。
筋肉は、筋膜で包まれています。筋肉が緊張して力が抜けなくなっているとき、筋膜が固く癒着している状態になっています。それをやわらかくすることが、つまり筋肉をほぐすことになります。
やってみましょう
やり方は、簡単です。
筋肉を押さないで、皮膚だけをびょーんと伸ばすように動かす。だけです。
こっているとき、皮膚が全然動かないですよ。一方向だけ、伸びる方向がありますので、そちらへ向かって、気持ちよく伸ばしてください。10秒間、伸ばしたままにします。
痛いほどやると、あとでもみ返したような痛みが出ることがありますので、程よく気持ちいいことがポイントです。
10秒伸ばしていると、柔らかくなっているはずです。反対方向へも伸びるようになりましたか?
また伸びやすい方へびょーんと伸ばしてあげましょう。
手が回りにくい方へ伸ばしたいときは困りますよね…そういう時は、このサイトを人に教えて、その人に伸ばしてもらいましょう。
筋肉を押さえないことがポイントですよ~
応用編
上の「やってみましょう」は表面の筋肉をほぐすための方法でした。
これができるようになったら、深い位置にある筋肉でも試してみましょう。
上の筋肉をどけるように伸ばす。だけなんですけどね。
横からびょーんとやってみたり、上から押さえる力加減で深い位置の筋肉の筋膜をゆるめることもできますよ。
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